新型コロナで生活が変わった。

新型コロナで変わってしまった生活

修了検定

 みきわめをサクッと終えたので翌日に修了検定の予約を入れた。待つことが得意じゃないので人が多いと嫌だなと思っていたところ、2名だけでの試験となった。

 修了検定は教習所の昼休みの時間帯に行われる。技能試験に合格した後に行われる学科試験の部屋で技能試験の説明を受ける。コースの説明、点数について、試験中に注意するべきことなどの話を聞いたのちにコースへ出て試験を受ける。なんともラッキーなことに順番は1番手だった。

 この手の実技の試験はとにかく大げさにやることが基本。別に点数に影響する訳じゃないけど、教官の言うことには「ハイ!」と声を出して応答するとなんとなく気持ちも乗っていい結果が出やすい。技能試験は指示されたことをやるのでその指示も復唱すると勘違いや間違えもなく運転出来るのでぜひともオススメ。技術的にはメリハリ。速度を出すべき箇所は出して、止まるところは止まる。確認も顎を左右に振るノリで動かす。乗る前から検定員も無言だし目線もあわせないが気にせず手順通りに行えば割とイケる。

 検定当日はなんとなく気分晴れやかに挑むことが出来た。運転中もミスらしいミスはなく、スムーズな運転が出来た。なにより、普段は外周コースで渋滞がおきるような密度のなかで教習をしているので止まりたくないところで止まってしまったり、項目を満足いくまで教わるようなことが出来なかったので、誰にも邪魔されること無く運転出来ることがとにかく気持ちよかった。そんなベストなコンディションで運転したので、割と減点されやすいとされる、「大まわりしてしまう」「曲がる方向へ寄せられない」「クランク・S字」「安全確認」「ふみきり」などに気を使いながら運転が出来た。

 技能試験の結果はしっかり合格だった。点数は95点。1カ所だけ安全確認が甘いところがあったらしく、「満点でもよかったが、あえて減点した」と検定員に言われた。また、「緊張していない感じも伝わりました」と全体を通していい感じで技能試験を終えることが出来た。ちなみにもうひとりの受験者の女性はガチガチに緊張していてすこしかわいそうだった。後部座席で見ていても検定員のチェックがどんどん入るので「こりゃぁ不合格か??」と思ったが75点でなんとか受かったようだ。よかったよかった。

 翌日の結果発表だったが、学科試験も難なく突破した。点数を聞くのを忘れたが、とにかく合格をもらった。普段生活をしていて「合格」をもらうことがあまりないダメな人種だがこうして「合格」をもらうことが出来たのでなんとなく自分も世の中で生きていてもいいのだなと思わされた。

 こうしてめでたく約20年ぶりに仮免許を取ることができた。後半戦の第二段階も頑張らねばと鼻息荒く教習所をあとにした。